2013年度(平成25年度) 活動報告

2013年度は、DV被害者への相談・一時保護を継続するとともに、シェルター入所中の生活支援から退所後の自立まで、一人ひとりの状況に合わせた支援に取り組みました。相談員が市外へ出向いて面接や同行を行うケースも増え、生活再建に向けた継続的な支援を行いました。また、デートDV防止教育や講演会などの啓発活動に加え、翌2014年度に開催する全国シェルターシンポジウムの準備も進めました。

相談・一時保護

2013年度は、全国のホットラインを含めて約900件の相談に対応し、同行・面接支援は100回を超えました。相談者の状況に応じて、電話での相談だけでなく、実際に会って話を聞き、必要な支援につなげました。

シェルターには7家族・16人が入所し、延べ205日利用されました。利用日数はこれまでで最も多く、年齢も同伴児を含めて0歳から60代まで、さまざまな背景を持つ人が利用しました。

シェルターでは、入所者の生活の様子を見ながら、それぞれに必要な支援を考えました。子どもの就学・保育の手続きや、本人の自立に向けた手続きなどにも対応し、安心して次の生活へ移れるよう支援しました。

退所後の自立支援

2013年度は、シェルターを退所した後も継続して支援が必要なケースが多くありました。

行政手続きや生活に関する相談に加え、必要に応じて市役所などへの同行や面接を行いました。市外へ出向いて支援するケースも増え、相談員が一人ひとりの生活再建に寄り添いました。

また、シェルターを退所してもすぐに支援が必要なくなるわけではありません。半年近くシェルターで生活するケースや、退所後も見守りが必要なケースもあり、長期的な支援の必要性が明らかになった年度でした。

自助グループ・生活再建の支援

自立支援事業として、毎月の自助グループを開催しました。

同じような経験をした女性同士が安心して話せる場をつくり、悩みや経験を分かち合いながら、その後の生活を考えていくための支援を行いました。

また、年間を通してバス旅行や合宿を実施し、参加者同士が交流できる機会も設けました。必要に応じてパソコン教室も行い、生活や就労に向けた支援にも取り組みました。

デートDV防止教育・啓発

高等学校、専門学校、大学などを対象に、デートDV防止教育を行いました。

また、2013年度には講演会「思春期外来から見たデートDV」を開催し、約100人が参加しました。若者の恋愛や性に関する悩みを入り口に、デートDVを単に「別れれば解決する問題」として捉えるのではなく、本人が抱えているさまざまな問題にも目を向けながら支援することの大切さを学びました。

さらに、「デートDV対応ノウハウ」と題した講座では、山口女性サポートネットワークのメンバー自身が講師を務め、これまでの活動で培った経験を地域に伝えました。

平成25年度県民パワーアップ賞を受賞しました

これまでの活動が評価され、「平成25年度県民パワーアップ賞」を受賞しました。

12年間にわたって相談・支援・啓発活動を続けてきたことが評価されたものです。

全国シェルターシンポジウムの準備

2013年度は、翌2014年度に宇部市で開催される「第17回全国シェルターシンポジウム2014 in うべ・山口」の準備を本格的に進めました。

実行委員会を立ち上げ、開催当日までの準備、当日の運営、報告書の作成などを進めました。全国からDV被害者支援に携わる人が集まり、支援のノウハウや情報を共有する大きな機会となるため、地域の関係者とも連携しながら準備を進めました。

地域からの物資・食料支援

シェルターでは、地域の方々から寄せられた掃除機、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、カーペット、カーテンなどの生活用品を活用しました。

また、山口フードバンクから食品の提供を受けるなど、地域から寄せられた支援をシェルター利用者の生活に役立てました。

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