2012年度(平成24年度) 活動報告

2012年度は、DV被害者への相談・一時保護と自立支援を継続するとともに、自助グループやパソコン教室など、生活の立て直しに向けた支援を行いました。また、デートDV防止教育にも活動を広げ、講演会や小冊子の作成、学校への講座派遣など、若い世代への予防・啓発に取り組みました。

相談・一時保護

相談から安全な避難につなげました。

電話相談では、月曜日から水曜日の午後に行う相談と携帯電話による相談に484件、全国ホットラインでは690件の相談に対応しました。

相談内容は多様化しており、DVだけでなく、家族間の問題や子どもに関する相談などにも対応しました。また、父子の面会交流や親との交渉の場に第三者として同席するなど、相談者が安心して話し合いを進められるよう支援しました。

シェルターには6家族・13人が入所し、延べ130日利用されました。前年の倍以上の利用となり、行政への同行や裁判所への同行など、一時保護とあわせた継続的な支援も行いました。

また、ステップハウスは1家族・1人が利用しました。

自立支援・自助グループ

避難後の生活再建を支えました。

2012年度は、山口県から自助グループの企画・運営を受託し、自助グループを26回、25人を対象に実施しました。

さらに、より小規模なミニ自助グループを96回、14人を対象に行いました。安心して自分の経験や悩みを話せる場をつくり、参加者同士が支え合いながら生活を立て直していくことを支援しました。

9月には野外活動、2月には合宿も行い、合わせて7家族・10人が参加しました。

職業・生活再建の支援

新しい生活に向けた学びを支えました。

自立に向けた支援の一つとして、パソコン教室を24回実施しました。

シェルターを退所した後、仕事や生活を立て直していくためには、住まいだけでなく就労につながる力を身につけることも重要です。パソコンを学ぶ機会を提供し、生活再建や就労に向けた支援を行いました。

デートDV防止教育・啓発

2012年度は、これまでのDV被害者支援に加えて、デートDV防止教育を新たな活動として広げた年度でした。

8月には山口県男女共同参画協働事業としてデートDV講演会を開催し、80人が参加しました。講演内容をもとに、相談現場や学校現場でも活用できる小冊子『デートDV対応ノウハウ』を作成しました。

さらに、小冊子を活用した講座を11月に開催し、30人が参加しました。学校へのデートDV防止教育の派遣活動も行い、若い世代がデートDVについて知り、自分と相手を尊重した関係について考える機会をつくりました。

DV被害者支援・地域への啓発

DV被害者支援講座では、6団体に講師を派遣しました。

また、ニュースレターを年2回発行し、活動内容やDVをめぐる課題について地域に発信しました。

デートDVについては、全国女性シェルターネットの研修会でも分科会を担当し、支援団体とともに対応について学び、情報を共有しました。

研修・人材育成

2012年度は、全国シェルターシンポジウムで「デートDV分科会」を担当しました。

中四国の4つの民間支援団体が活動を発表し、100人を超える参加者が集まり、デートDVへの対応について活発な意見交換が行われました。

こうした研修や交流を通じて、従来のDV被害者支援に加え、デートDVや子ども、家族間の問題にも対応できるよう、支援者としての知識や経験を積み重ねました。

地域からの支援

地域の方々からは、シェルター利用者へのクリスマスプレゼントなど、さまざまな形で支援が寄せられました。

また、物品の提供をきっかけに家庭訪問を行うなど、地域からの支援を利用者とのつながりや生活支援につなげました。

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