2005年度(平成17年度) 活動報告

本年度は、DV被害者への相談・一時保護を継続するとともに、山口県からの委託事業が始まり、シェルター利用者が次の生活へ移るための支援を行いやすい体制が整いました。また、自助グループを毎月開催し、DVについて学ぶ講座や支援者向けの研修を実施しました。全国共通DVホットラインにも参加し、地域の相談だけでなく、全国のDV被害者支援にも活動を広げました。

シェルターでの一時保護・生活支援

2005年度の大きな変化は、山口県からシェルター事業の委託を受けたことです。

DV被害者と判断された入所者について、1日あたりの委託費が支給されるようになり、シェルター滞在中の食費や光熱費、スタッフの同行・訪問にかかる交通費などに充てられるようになりました。これにより、入所者本人の経済的な負担を抑えながら、次の生活に向けた支援を行えるようになりました。

スタッフは入所者の相談に対応するだけでなく、必要に応じて市役所、裁判所、ハローワークなどへの同行も行いました。また、シェルターでの生活を支えるため、食事づくりなど日常生活のサポートも行いました。

相談支援・全国共通DVホットライン

これまでの電話相談を継続するとともに、2005年11月から全国DV共通ホットラインに参加しました。

このホットラインは、全国のDV相談団体が曜日を分担して電話相談を受ける仕組みで、山口女性サポートネットワークも2005年11月から2006年3月までに30回担当しました。翌年度からは月2回の担当となり、全国の相談支援ネットワークの一員として活動することにつながりました。

自助グループ

2005年度も、自助グループを毎月開催しました。

新しく参加した人からも、自助グループで話すことで自分の気持ちを整理できたという声があり、スタッフ自身も、同じ経験を持つ人同士がつながることの意味を実感しました。

また、活動日誌からも、7月、8月、9月、10月、11月と継続して自助グループを開催していたことが確認できます。

DVについての講座・啓発

2005年度は、DVについて学ぶ3回連続講座を実施しました。

社会福祉協議会のボランティア向け助成を活用し、スタッフ自身が講師を務めました。講座を通じて、スタッフが持っている支援の経験や知識を地域の人に伝え、受講者がさらに講師へとステップアップしていくことも目指しました。

また、周南市などでDV研修の講師を務め、女性のためのDV講座も複数回開催しました。活動日誌には、2005年7月の講演・研修から12月の女性向けDV講座まで、地域での啓発活動が記録されています。

支援者の研修・ネットワーク

2005年度は、全国シェルターシンポジウムinあいちに参加しました。

また、配偶者暴力被害相談支援者連絡会への参加や、グループトレーニング・世話人会などを通じて、支援者同士で学び、相談・支援の質を高める活動を続けました。

行政・警察・司法との連携

2005年度は、行政や司法との連携も進みました。

シェルター利用者の市役所・裁判所・ハローワークへの同行支援を行ったほか、山口家庭裁判所の家事調停委員研修会でDVについて講師を務めました。

また、山口県警察との連携についても、DV被害者支援に関する理解が深まり、警察と民間支援団体が協力して支援することの重要性が確認されました。

シェルターを支える地域からの支援

国際ソロプチミスト防府の推薦を受け、国際ソロプチミストアメリカ連盟の助成金6,500ドルを受けました。

助成は「DV被害者女性のためのシェルター支援」に活用され、活動を継続するための重要な支えとなりました。また、この助成を活用してリーフレットを新しく作成しました。

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